(2023年10月12日発売/一部地域をのぞく)
- 闇先案内人(上)大沢在昌定価:814円(税込み)
捕まえられるか!?
”逃がし屋”葛原が追うのは、同じプロの逃がし屋に匿われた某国の要人。
命がけの追跡が始まる!プロの”逃がし屋”葛原は警察庁幹部からある人物を捜し出すよう依頼された。その人物とは極秘入国中の某国の要人で、関西でトップと目される”逃がし屋”成滝に匿われているのだという。自身の過去を人質にとられ、断ることはできない。葛原は”チーム”のメンバーとともに成滝を追って大阪に向かう――。期限は五日。一流のプロ同士の熾烈な闘いが始まった!
- 闇先案内人(下)大沢在昌定価:814円(税込み)
逃げ切れるか!?
超一流の”逃がし屋”同士の闘いは工作員、在団特務、ヤクザも巻き込んでヒートアップ!
プロの矜持と国の未来をかけた追跡行の行方は!?解説:宍戸健司
成滝は東京にいる!? 東京に戻り、成滝との接触を図った葛原は絶体絶命の危機に! 凄絶な追走劇が続くなか、潜伏中の要人を狙う最も危険な男が動き出す。葛原の周囲にもついに犠牲者が!? 警察、工作員、在団特務、ヤクザも巻き込んで命がけの追跡行はさらに過熱する! プロの矜持、大義と愛国心、そして――。圧巻のノンストップ・エンターテインメント!
- 宝の山水生大海定価:880円(税込み)
村の秘密を暴き出せ。
閉鎖的な村で起こった不可解な失踪事件。
失踪者の遺体が発見され、これまでの“日常”が怪しく転じる――。
これは、女の逆転劇。解説:東えりか
かつての温泉街で、今は過疎化した村・岐阜県宝幢村。この村で生まれ育った希子は世間知らずだが真面目で、村役場に勤める男と結婚間近だ。
あるとき、村おこしのため雇われたブロガーが謎の失踪を遂げ、希子はその代役を頼まれた。何かがおかしいという訳ありの男子高校生とともに失踪の謎を追うと、次第に村にまつわる衝撃の事実が明らかになり……。希子がたどり着く真相とは⁉ 『冷たい手』の著者による、最新ミステリー! - アンソロジー 嘘と約束アミの会定価:792円(税込み)
テーマはひとつ──でもアレンジは六者六様
一作ごとに異なる感動が待っている!
――実力派女性作家集団〈アミの会〉による贅沢短編集――実力派の女性作家集団「アミの会」による書き下ろしアンソロジー。今作のテーマは「噓と約束」。テーマは統一でも、アレンジは多様多彩。人の世の温かさ、不思議さからほろ苦さまで、それぞれの作家の個性がにじみ出た「噓」と「約束」が味わえる上に、ミステリーには欠かせない〝どんでん返し〟まで盛り込んだ贅沢な1冊となっている。
所収作家:大崎梢、近藤史恵、福田和代、松尾由美、松村比呂美、矢崎存美 - 人生の腕前
(『人生散歩術』改題)岡崎武志定価:814円(税込み)井伏鱒二、高田渡、古今亭志ん生、佐野洋子…
作家の人生評伝の名手が考える
人生に押し寄せる波風をさらりとかわし、自由に、軽やかに生きる極意解説:タブレット純
井伏鱒二、高田渡、吉田健一、木山捷平、田村隆一、古今亭志ん生、佐野洋子。なぜ彼らは他人の評価や世間の常識に流されず、心のままに生き、そして素晴らしい仕事を成し遂げ、旅立っていったのか。作家の人生評伝の名手・岡崎武志が綴る、「人生の腕前」最上級者たちの生き様。ボタンをはずして寝転んでいるような人生にこそ、よき人生のモデルケースがある!
- ほっこり粥
人情おはる四季料理(二)倉阪鬼一郎定価:726円(税込み)晴やに、新しい命が生まれます!
文庫書下ろしもと町同心の優之進と愛妻のおはるが「晴や」を開店して初めて迎える夏。常連も増え、二人もだいぶ町人が板についてきた。かつて幼い娘を亡くし、次にできた子は流してしまった。そんなおはるのお腹に宿った新しい命。秋からは赤子の泣き声が加わって、晴やはもっと賑やかになる――。江戸の季節の味と市井の人々の人情に心あたたまる、好評シリーズ第二弾。
- 迷いの果て
新・木戸番影始末(七)喜安幸夫定価:748円(税込み)エッ、杢之助が殺しの手伝い!?
町を挙げた、大騒動が始まる!
3シリーズ累計50万部突破!
文庫書下ろし泉岳寺門前町の木戸番杢之助の元には、今日も町内から奇妙な相談ごとが持ち込まれて大忙し。そんな中、町に触手を伸ばす三人組の悪党が訪れ、杢之助を悪事に誘う! 江戸府内の干物問屋の家内騒動につけ込み、袖ケ浦の船上で企まれた卑劣な狂言とは。杢之助は知略を巡らせ、町の平穏を守り通すことができるか。還暦間近の杢之助が隠れ成敗。大人気シリーズ!
- 岩鼠の城
定廻り同心 新九郎、時を超える山本巧次定価:836円(税込み)『八丁堀のおゆう』著者初のシリーズ2カ月連続刊行第2弾!
八丁堀同心、今度は「太閤秀吉」と対決⁉
文庫書下ろし織田信長の天下取り目前の天正六年にタイムスリップして散々な目に遭った江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎。ようやく江戸に戻り探索に精を出していたのだが、またも、時空を超えることに! 今度の「行き先」は、豊臣秀吉の時代。そしてまた密室殺人が起き、新九郎は命を狙われるのだが……。「八丁堀のおゆう」著者の傑作シリーズ第二弾が、なんと文庫書下ろしで登場!