(6月13日発売/一部地域をのぞく)
- 魔界京都放浪記西村京太郎定価:726円(税込み)
「京都は魔界」と書き残し、男は井戸の底に消えた!
十津川警部が、古都と原爆を巡る歴史の真相に迫る。
長編ミステリー!平安時代の公卿で歌人の小野篁は、六道珍皇寺と薬師寺の井戸を通じて現世と冥府を自由に往来していた――。そんな伝説を調べに京都へと向かった雑誌編集者が、井戸に入ったまま忽然と姿を消した! 事件を追う十津川警部は、幾多の戦火を経て古都が培ってきた不可思議な秘密を知るのだが……。京都人の本質、そして日本への原爆投下の真相に迫る長編ミステリー!
- 白い兎が逃げる 新装版有栖川有栖定価:858円(税込み)
祝・第26回日本ミステリー大賞受賞
人気の「火村英生」シリーズが、新装版で登場!解説:辻 真先(再録)
劇団の看板女優・清水伶奈がストーキングされているという。脚本家の亀井明月は、ハチヤというストーカー男を追い払ってほしいと頼まれた。が、すぐにその必要はなくなった。この男が死体となって見つかったのだ。(「表題作」)
臨床犯罪学者・火村英生が鉄道トリックを華麗に暴く表題作をはじめ、本格ミステリ全四編を収録した傑作作品集! - はい、総務部クリニック課です。
この凸凹な日常で藤山素心定価:770円(税込み)正解を、探さなくてもいいですか?
それぞれのあるべきゴールに、きっと辿り着ける。
この本を読んで、ちょっと元気になってください。
明日への糧になるお仕事小説、シリーズ第3作
文庫書下ろし草食動物系会社員として、目立たず地味に生きてきた奏己は、「話され上手」の特性を生かした「問診係」を頼まれてから、仕事に充実感を感じるようになっていた。そんな折、新人の頃お世話になった青柳さんがクリニック課を受診。症状の原因はストレスらしいのだが――。子育てに行き詰まった、人付き合いに疲れ果てた、そんなときに読んで欲しいお仕事小説!
光る猫
はたご雪月花(五)有馬美季子定価:726円(税込み)南蛮料理に肉料理まで登場。まさに江戸の人情交差点。
雪月花の家宝となっていた猫の置物が盗まれていた。その真相とは――。
人気「雪月花」シリーズ第五弾!
文庫書下ろし江戸の隅田川沿いにある旅籠〈雪月花〉では、女将・里緒や番頭の吾平、それに女将たちと懇意の南町奉行所定町廻り同心の山川隼人までが、ひそひそと話をしている。この旅籠の家宝に纏わる話だった。過去に雪月花を訪れた常連客がくれた猫の置物が何者かに盗まれたという。それは、里緒の両親の謎の死にも関わることなのか――。
人気の「雪月花」シリーズ、待望の第五弾。江戸のいぶき
藤原緋沙子傑作選藤原緋沙子(著) 菊地 仁(編)定価:770円(税込み)江戸の人情は藤原緋沙子で読む!
代表作シリーズをまたまたつまみ読み!
江戸の町に生きる人々の息遣いが聞こえ、江戸の情景が鮮やかに浮かび、人の情が溢れる――。心を満たしてくれる藤原緋沙子作品の「原点」を集めました。「見届け人秋月伊織事件帖」、女たちの愛の姿を炙り出す傑作人情譚を収めた「雪の果て 人情江戸彩時記」、雇われ用人が武家などの建て直しを図る「渡り用人 片桐弦一郎控」。人気時代作家・藤原緋沙子の代表シリーズの「ダイジェスト」を集めた贅沢な傑作選、第二弾。
【収録作品】
「春塵」(「切り絵図屋清七シリーズ」)
「遠花火」(「見届け人秋月伊織事件帖シリーズ」
『雪の果て 人情江戸彩時記』
「雨のあと」(「渡り用人 片桐弦一郎控シリーズ」)殺しは人助け
新・木戸番影始末(六)喜安幸夫定価:748円(税込み)3シリーズ累計70万部突破! 元盗賊・杢之助の事件帳。
文庫書下ろし泉岳寺門前町の木戸番小屋を、車町に住む佐平と修助が訪ねてきた。修助が十年前に遭遇した事件について話すと、場に不穏な空気が流れる。さらに居合わせた権之市の様子もおかしい。翌日、権之市の女房お克から「亭主に殺される」との訴えを受けた杢之助は、そこに町を揺るがす卑劣な企てが進行していると直感する。深夜の街道で、杢之助が決死の始末に挑む!