(2023年9月13日発売/一部地域をのぞく)
- 向日葵色のフリーウェイ
杉原爽香50歳の夏赤川次郎定価:726円(税込み)すでに判決も出て〝犯人〟は服役中――
冤罪かもしれない殺人事件を再調査
爽香は警察の捜査を覆せるのか?
文庫オリジナル 主人公が読者と一緒に年齢を重ねる爽香シリーズ最新刊杉原爽香は、恩師の河村布子から、布子の古い知人・小川久子の娘が起こした殺人事件について相談を受ける。どうも冤罪らしいのだ。真犯人を見つけ出すため調査に乗り出す爽香たち。だが、真実を隠蔽しようとする勢力が、さまざまな手段で爽香たちの行く手を阻む。冤罪事件の真相解明という、かつてない難題に五十歳の爽香が挑む。人気シリーズ第三十六弾!
- 十津川警部 長野新幹線の奇妙な犯罪西村京太郎定価:704円(税込み)
消えた身代金二十億円!
続発する誘拐事件の裏に隠された闇とは!?
十津川警部の名推理都内の企業オーナーの妻が誘拐された。身代金の要求額は二十億円。人質は解放されるが、十津川警部らの追跡もむなしく、二十億円はまんまと奪われてしまう。さらに横浜と松江で続発した高額な身代金誘拐事件でも、犯人は身代金奪取に成功。いずれも被害者は会社経営者だった。被害者三人の意外な共通点に気づいた十津川は、長野新幹線で安中榛名へ! 傑作長編。
- 鬼棲むところ
知らぬ火文庫朱川湊人定価:880円(税込み)平安の世から、人の業は底知れない
鬼より怖ろしきもの、それは人の心――
古典を大胆に紡ぎ直した
〈知らぬ火文庫〉シリーズ第二弾!遠い古、近江国のこと。鬼が出ると噂の安義橋を渡る羽目になった太郎暮房。怖気づきつつも橋を進むと、艶やかな長い髪と切れ長の目、雪のように白い肌を持つ美女が一人立っていた。女は彼を呼び止め、思いがけないことを言い出すのだが。(「安義橋秘聞」)
「今昔物語」ほか、古典を題材に紡がれる怖ろしくも美しい物語の数々。日本人の心の中に棲む「鬼」に迫る連作集。 - 麻と鶴次郎
新川河岸ほろ酔いごよみ五十嵐佳子定価:726円(税込み)この夫婦、とことん頼りになります!
酒問屋、千石屋へようこそ
よろず困りごとも承ります!
文庫書下ろし新川河岸に蔵を連ねる酒問屋、千石屋。ひとり娘の麻が、上方の出の鶴次郎と祝言を上げて十五年になる。大女でめっぽう酒に強く情に厚い麻と、下戸だが人当たりがよく頭が切れる鶴次郎。ふたりの元には、次々と相談事が持ち込まれ……。巫女さん騒動から錦鯉消失事件まで、風変わりな出来事をふたりが解決してゆく。人情織りなす江戸の季節ごよみ、新シリーズ開幕!
- 鷹の城
定廻り同心 新九郎、時空を超える!山本巧次定価:836円(税込み)八丁堀同心、「戦国時代」へ行く!
「八丁堀のおゆう」著者初のシリーズ2カ月連続刊行!
江戸から異色のタイムスリップで戦国へ。
密室ミステリー、迫力の剣戟、それに淡いロマンスまで盛り込まれた贅沢な作品をご満喫あれ。激動の戦国を経た安土桃山時代の天正六年。羽柴秀吉は東播磨の城を囲んでいた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うなか、崖から転落し、天正時代にタイムスリップした。新九郎の眼前には、甲冑姿の戦国武士たちがいた。ひょんなことから滞在を許された青野城内で殺人が起きる。そこから始まった壮大すぎる物語とは――。そして衝撃のラストが待つ! 「八丁堀のおゆう」で人気の著者、渾身の傑作がついにシリーズ化して文庫で登場!
- 乱鴉の空あさのあつこ定価:792円(税込み)
木暮信次郎が、消えた!
町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎が消息を絶った。
岡っ引きの伊佐治まで大番屋へ捕われ……、いったい何が――。
100万部突破!超人気「弥勒」シリーズ文庫最新刊!北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎の姿が消えた。奉行所はおろか屋敷からも姿を消し、信次郎から手札を預かる岡っ引きの伊佐治は、大番屋に連れていかれる。伊佐治の解き放ちに奔走した小間物問屋『遠野屋』主・清之介は伊佐治と二人で信次郎を捜し始める。一方、北町奉行所に不審な者の影が。最後に待っている衝撃のラスト! 100万部突破シリーズ、驚愕の第十一弾。