(2022年1月12日発売/一部地域をのぞく)
- 開戦
惣目付臨検仕る上田秀人定価:704円(税込み)上田秀人の超人気シリーズ最新刊!
惣目付・水城聡四郎に、将軍吉宗から新たな命が下された。
それは、以前に惣四郎が用人を務めていた「男子禁制の園」だった――。文庫書下ろし
大奥を黙らせよ!惣目付として、奥右筆、目付に楔を打ち込んできた水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命が下った。監察する対象は「大奥」。御広敷用人を経験し、経験、知識のある聡四郎ではあったが、かつての〝職場〟は聡四郎の転任後、元の木阿弥になっていた。そして、大奥に切り込む聡四郎を意外な敵が狙う――。「惣目付」シリーズ、目が離せない激闘が繰り広げられる衝撃の第三弾。
- 刑事失格
新・強請屋稼業南 英男定価:814円(税込み)140万部突破の人気シリーズ 新章開幕!
悪党刑事が謀略に巻き込まれる!
親友の敵を討て―― 殺し屋刑事!恋人を失ったショックで強請屋の相棒・見城豪は腑抜けになってしまった。そんな折、新宿署刑事課の刑事・百面鬼竜一は、一人の女・小倉亜由と出会い、惚れてしまう。しかし、その亜由は、何者かによって拉致されることに。誘拐犯から百面鬼に提案された非情な人質解放条件は「殺し屋」になることだった――。大好評強請屋の後継シリーズ、震撼の第一弾!
- 情けの背中
父子十手捕物日記鈴木英治定価:726円(税込み)毒入り味噌騒動の顛末やいかに──
凶賊・嘉三郎を追い詰めろ!南町奉行所・定町廻り同心の御牧文之介と隠居した元名同心の丈右衛門父子。取り逃がした下手人の嘉三郎が仕組んだ罠にはまり、
御牧父子と昵懇で文之介が思いを寄せるお春の父・藤蔵が入牢してしまう。一刻も早く嘉三郎を捕え事件の真相を明らかにすべく、丈右衛門は阿蘭陀渡りの薬から、文之介は毒を盛られた味噌から事件の筋の絞り込みに奔走する。 - 駆け落ちの罠
新・木戸番影始末(三)喜安幸夫定価:726円(税込み)正体不明の古着商いに、火盗改の密偵、岡っ引と、町を揺るがす大騒動!
文庫書下ろし泉岳寺門前町の木戸番杢之助を、古着を商う参左という男が訪う。 ながれ大工の仙蔵から、内藤新宿で駆け落ちの男女の亡骸が見つかったこと、この殺しには古着商いが関わっていることを聞いた杢之助は、参左のことが気になる。 古着商いを追い、門前町に杢之助を知る両国の岡っ引まで現れ、一触即発! 謎の参左の正体と、思いがけぬ結末とは。 好評シリーズ第三弾。
- 無駄死に
日暮左近事件帖藤井邦夫定価:704円(税込み)無益な殺し合いをやめねば、斬る……。
非情な任務を遂行する忍びたちの哀しき運命! 借金の踏倒し、事故の和談に離縁の相談……。大忙しの左近が最後に見届けたものとは――。
文庫書下ろし公事宿『巴屋』に呉服屋角菱屋の主が、旗本に貸した五十両を返してもらう方法はないかと相談がきた。巴屋主の彦兵衛は、出入物吟味人の日暮左近にその一件を依頼する。調べを進める左近に次々と新たな「事件」が持ち込まれ、周りには裏柳生の忍びと仙台藩の忍び黒脛巾組の陰が。壮絶な忍び同士の殺し合いの結末とは……。
迫力の剣戟に人情が香るシリーズ第十二弾。 - 金蔵破り
隠密船頭稲葉 稔定価:726円(税込み)稲葉稔の累計73万部突破シリーズ最新刊
〝南町奉行の隠密〟沢村伝次郎が、難解な殺しと金蔵破り事件に挑む!
文庫書下ろし江戸中が猛威を振るった野分の被害を蒙った秋のある日、「南町奉行の隠密」沢村伝次郎は、奉行の筒井和泉守に呼ばれる。江戸湊で男の死体が発見され、持ち主不明の舟が見つかったが、それと蝋燭問屋への押し込み強盗との繋がりを探れという。苦労の末に浮かび上がった衝撃の真相とは――。
稲葉稔の傑作シリーズ、人情溢れて爽やかな読後感の第八弾。 - 那須与一の馬
奇剣三社流 望月竜之進風野真知雄定価:704円(税込み)馬、亀に、はては蛍まで登場――。
生き物に代わり、悪を成敗する!
奇想天外な発想と深い人情を描くことで定評のある人気時代小説作家風野真知雄の新たなるシリーズ第三弾! テーマは「江戸の生き物」。 文庫書下ろし両国橋に刀を奪う狐が出る。――剣術、三社流の師範・望月竜之進は、亡き父に縁のある江戸の道場主から師範代を頼まれる。しばらくして、弟子の間に不穏な噂が出回るようになった。しかも、刀を奪われるのは、決まって特定の道場の弟子たちだけだった。疑惑は膨らんでいくが、竜之進の亡き父が絡んでいた過去の忌わしき事件が浮かび上がってきた……。シリーズ第三弾の今巻は、弱き者たちを苦しめる「卑劣な悪」に、竜之進が奇想天外な手段と豪剣で立ち向かう!
- 旅は道づれ きりきり舞い諸田玲子定価:748円(税込み)
毎度毎度のお騒がせ――
こいつらは、いったいなんなのよッ
十返舎一九とその娘・舞、一家総出で江戸から駿府・府中へ四十四里の旅。
これぞ本家本元『東海道中膝栗毛』。解説:細谷正充
十返舎一九の娘・舞は、酒びたりで奇行を繰り返す父、一九の弟子で夫の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、奇人変人に囲まれ、その尻拭いをする日々を送っている。そんな舞たちが、ひょんなことから一九の故郷・駿府まで旅することに。これぞ本家本元「東海道中膝栗毛」。奇人変人たちの珍道中を、ユーモアと人情味たっぷりに描く、好評シリーズ第三弾!