光文社文庫 2022年11月の新刊

(2022年11月9日発売/一部地域をのぞく)

今月の新刊はコチラ

  • 暗約領域
    新宿鮫11
    大沢在昌
    定価:1,386円(税込み)

    読み終えたくない!
    新宿鮫シリーズ最長&最高到達点!!
    ヤミ民泊で男が殺された。いったい何のために!?
    事件をきっかけに動き出す公安、ヤクザ、北朝鮮、国際犯罪者、そして謎の美女――。思惑が絡み合い、物語は壮絶なクライマックスへ!!

    薬物の取引現場を張り込んでいた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、男の銃殺死体を発見した。新上司・阿坂景子は鮫島に、新人の矢崎隆男と組んでの捜査を命じる。男は何者で、なぜ殺されたのか!? 一方で、鮫島と因縁のある国際的犯罪者・陸永昌や元公安刑事・香田に不審な動きが――。シリーズ最大のボリュームと壮大なスケール! ラストまで一気読みの傑作長編!

    大沢在昌(おおさわ・ありまさ)

    1956年名古屋市生まれ。’79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、’94年『無間人形 新宿鮫Ⅳ』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、’10年に日本ミステリー文学大賞、’12年『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』で日本冒険小説協会大賞、’14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。「新宿鮫」シリーズ、「佐久間公」シリーズ、「アルバイト探偵」シリーズなど、著書多数。
    公式HP「大極宮」

  • 展望塔のラプンツェル
    宇佐美まこと
    定価:836円(税込み)

    驚愕のラストで話題沸騰の問題作ついに文庫化!
    貧困と暴力と不条理が支配する街で子供たちは……

    労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。一方、フィリピン人の母親を持つ海は、崩壊した家庭から逃げ出してきた那希沙とともに、倉庫街で座り込んでいた幼児を拾い、面倒をみることにするが……。荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?

    宇佐美まこと(うさみ・まこと)

    1957年愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞しデビュー。2017年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞。怪異や人間の闇に迫る作品で注目される。ほかの作品に、『熟れた月』『ポニン浄土』『羊は安らかに草を食み』などがある。

  • サイレント・ブルー
    樋口明雄
    定価:946円(税込み)

    水が出ない!
    地下水の枯渇は、飲料メーカーの大量取水が原因か!?
    大企業の論理、移住者と地元民の関係、そして――
    命の水を取り戻すための戦いが始まった!
    骨太の社会派エンタテインメント!!

    蛇口をひねれば天然水! そんな環境で暮らそうと秋津俊介は八ヶ岳南麓に移住した。病気がちだった息子も元気になり、開業したレストランの経営も順調だったが、ある日突然、井戸に異変が起こり、やがて水が出なくなってしまう。問題を解決しようと奔走するうち、秋津は”水”という自然からの贈り物の本当の価値に気づく――。骨太の社会派エンタテインメント!

    樋口明雄(ひぐち・あきお)

    1960年山口県生まれ。2008年に上梓した『約束の地』(光文社刊)で、第27回日本冒険小説大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。’13年、『ミッドナイト・ラン!』(講談社文庫)で、第2回エキナカ書店大賞を受賞。他の著書に『狼は瞑らない』『光の山脈』『武装酒場』『ドッグテールズ』『屋久島トワイライト』などがある。『天空の犬』に始まる〈南アルプス山岳救助隊K-9〉は代表的なシリーズとして続いている。また自身の移住体験を綴ったノンフィクション『田舎暮らし毒本』なども。南アルプス山麓に居を構え、執筆する日々を送っている。

  • 四十九夜のキセキ
    天野頌子
    定価:726円(税込み)

    恋が始まる前に、その人はもう死んでいました――
    「陰陽屋シリーズ」の著者が贈る
    期限つきの恋を描くジェントル・ゴースト・ストーリー
    文庫書下ろし

    「同じ本だ」。吉祥寺の図書館で働く里帆は、ブックカフェで素敵な声の男性からささやかれる。偶然、二人は同じ翻訳小説を手にしていたのだ。だが親しくなり始めてすぐ、彼がとんでもないことを言いだす――「僕、もう死んでるんです」。自分は幽霊で、一緒に漫画を描いていた親友に憑依しているというのだが……。不思議で切なくて温かい、期限つきの恋の物語。

    天野頌子(あまの・しょうこ)

    東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾一期生として学び、2005年『警視庁幽霊係』でデビュー。元イケメンホストの毒舌陰陽師と妖狐の少年コンビが活躍する「陰陽屋シリーズ」はテレビドラマ化され、ロングセラーとなっている。他の作品に『警視庁幽霊係の災難』『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』「僕と死神シリーズ」など多数がある。
    Twitter

  • 毒蜜 決定版
    闇死闘
    南 英男
    定価:726円(税込み)

    シリーズ累計80万部突破!
    フリースクールを利用した闇の黒幕に挑む――
    仕組まれた衝動殺人事件!

    陸自隊員、やくざという異色の経歴を持つ揉め事始末屋の多門剛は、女友達の結城真奈美から依頼を受ける。従兄で週刊誌記者をしていた結城雅志が何者かに暴行され重体になったという事件の真相を摑むため多門が動き出すと、雅志がフリースクールの取材をしていたことがわかった。学校の周辺、女社長の調査を始めたが……。ハードサスペンスシリーズ、激闘の第六弾。

    南 英男(みなみ・ひでお)

    1944年、東京都生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て青春ハードボイルド小説などを執筆して人気を博す。’85年『街に棲む野獣』以降、ハードサスペンスに取り組む。ベストセラーになった「強請屋稼業」シリーズ、「毒蜜」シリーズ、「姉御刑事」シリーズなど全著作合計が2300万部を突破した。

  • 復讐の弾道 新装版
    大藪春彦
    定価:968円円(税込み)

    「大藪春彦は日本戦後文学の巨大な単独峰であり、登山家にたとえるなら単独登攀のみを行ってきた鉄人クライマーである。」 船戸与一(解説より)
    元自衛官による復讐劇
    大藪文学不朽の傑作!

    解説:船戸与一

    やはり兄は謀殺されたのか! 三年の刑期を終えて出所した元自衛官の羽山貴次は、服役中に知った兄の死の真相を突き止める。東和自動車の部長だった兄は会社の不祥事の罪を着せられ、自殺に見せかけて殺されたのだ。憎悪を燃やす羽山は、抜群の頭脳と肉体を武器に仇敵を次々と葬ってゆく。出口なき復讐劇の末に彼を待つ運命とは? 大藪文学不朽の傑作!

    大藪春彦(おおやぶ・はるひこ)

    1935年京城生まれ。早稲田大学教育学部中退。’58年、大学在学中に『野獣死すべし』でデビュー。江戸川乱歩に高く評価された。独特の乾いた文体、過激なアクション、銃や車の精密描写などで一躍人気作家に。日本のハードボイルド史に残る数多くの作品を書き上げている。代表作に「伊達邦彦」シリーズのほか、『蘇える金狼』『汚れた英雄』などがある。’96年没。

  • 愛憎 決定版
    吉原裏同心(15)
    佐伯泰英
    定価:792円(税込み)

    薄墨大夫に忍び寄る卑劣な手。
    恨みが廓を脅かす!

    富岡八幡の相撲見物で浮き立つ十一月。吉原で最近人気の中籬に脅し文が投げ込まれた。相談を受けた用心棒の神守幹次郎らが調べ始めるが、その前に刺客・夜嵐の参次が現れる。参次は花魁・薄墨太夫の前にも出没。そんな中、薄墨の禿・小花が勾引され、身代わりの左吉にも魔の手が及ぶ。押し寄せる騒動に翻弄される幹次郎らを狙う刺客の驚きの正体と決戦の行方は?

    佐伯泰英(さえき・やすひで)

    1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる。大好評の「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」シリーズ(小社刊)の他、2019年に映画化された「居眠り磐音」、「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「空也十番勝負」「照降町四季」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」「鎌倉河岸捕物控」などの各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている。
    佐伯泰英ウェブサイト

  • 仇討 決定版
    吉原裏同心(16)
    佐伯泰英
    定価:792円(税込み)

    吉原に子供を使った盗みが横行。
    そして、情けと無念が交差する、涙の仇討劇!

    年が明けた吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれる騒ぎが続いた。悪童たちの仕業と、用心棒神守幹次郎と会所の面々は捕縛に当たるが、その背後に、さらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そして新たに、廓内で仇討騒ぎが起こり、幹次郎らは悲しき運命の散る果し合いに立ち会う。

    佐伯泰英(さえき・やすひで)

    1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる。大好評の「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」シリーズ(小社刊)の他、2019年に映画化された「居眠り磐音」、「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「空也十番勝負」「照降町四季」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」「鎌倉河岸捕物控」などの各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている。
    佐伯泰英ウェブサイト

  • 息吹いぶく魂
    父子十手捕物日記
    鈴木英治
    定価:726円(税込み)

    半身が町地に飛び出した神社の首つり
    殺しか? 自裁か?

    南町奉行所定町廻り同心の御牧文之介は、ある朝、屋敷の前に籠いっぱいのかぼちゃが置かれているのに気付く。誰がいったい何のために? 訝しみつつ、中間・勇七とともに、不思議な状態で発見された首をつったらしき男の探索を始める。そのころ、よろず屋を営む父・丈右衛門は、蕎麦屋の息子から、ある奇妙な依頼をうけていた……。

    鈴木英治(すずき・えいじ)

    1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。’99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(『義元謀殺』に改題)で受賞。主な作品に「口入屋用心棒」「手習重兵衛」「徒目付久岡勘兵衛」「新兵衛捕物御用」「下っ引夏兵衛捕物控」「大江戸やっちゃ場伝」「無言剣殺」「突きの鬼一」などの人気シリーズがある。

  • 形見
    名残の飯
    伊多波 碧
    定価:748円円(税込み)

    誰だって泣きたいときはある。
    勇気が出る物語が詰まったシリーズ第三弾!
    この先も、生きていれば楽しいことがありそうだ。
    文庫書下ろし

    隅田川縁の「橋場の渡し」近くにある一膳飯屋『しん』。母娘が営むこの店には今日も訳ありな客たちが訪れる。才能を嫉妬され夫に子育てや家事を詰られる女職人、亡き妻の不貞を疑う酒問屋の隠居、借金苦のために愛犬を処分した男……。そして今巻では、『しん』に新しい働き手が加わる。だが、その人物のせいで店は大騒動に巻き込まれる――。好評の時代シリーズ、飛躍の第三弾。

    伊多波碧(いたば・みどり)

    2001年作家デビュー。絶妙な語り口と生き生きとした人物造形に定評がある。2021年、時代小説の新シリーズ「名残の飯」の第一弾として『橋場の渡し』を刊行したところ、読者、書店員の間で話題を呼んだ。本作はそのシリーズ二作目となる。ほかの著書に『うそうそどき』『リスタート!』『父のおともで文楽へ』などの作品がある。

  • 恋小袖 決定版
    牙小次郎無頼剣(六)
    和久田正明
    定価:814円(税込み)

    「灼熱の地獄へ真っ逆様に堕ちるがよい」
    命を奪い取る権利など、誰にもない!
    踏みにじられた思いをのせて、牙小次郎の刀が唸る。

    とある家に踏み込んだ同心たちが、返り討ちにあい殺された。死んだ同心が残した書きつけには、去年の暮れから今年の春までに死んだ三軒の店の主の名前。これらの死に疑いを持ったがために殺されたのではないか。逃げた下手人の行方を小次郎たちが調べ始めると――。非道を重ねた者たちには、夜来る鬼・牙小次郎の正義の刀が振り下ろされる!

    和久田正明(わくた・まさあき)

    1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している。その作風は骨太で、歴史的事実とフィクションを取り交ぜた抜群の手法には定評がある。「髪結の亭主」「死なない男・同心野火陣内」「昼行燈・布引左内影御用」(ハルキ文庫)、「はぐれ十左暗剣殺」(徳間文庫)、「提灯奉行」(小学館文庫)、「夫婦十手」「八丁堀つむじ風」(光文社文庫)、「将軍の猫」(角川文庫)、「地獄耳」「十手婆 文句あるかい」「怪盗 黒猫」(二見時代小説文庫)等のシリーズや、『嵐を呼ぶ女』(光文社文庫)『地獄の清掃人』(徳間文庫)など著書多数。

  • 老中成敗
    闇御庭番(十)
    早見 俊
    定価:792円(税込み)

    三つ鱗の紋をいただく忍び集団といざ決闘!
    闇御庭番菅沼外記、最後の成敗へ。
    涙ホロリ、のシリーズ完結!
    文庫書下ろし

    水野忠邦が推進し、鳥居耀三が担う印旛沼開拓の普請場で、印旛沼狒々なる怪物が役人を殺したと江戸は大騒ぎに。開拓から手を引きたい沼津藩の仕業ではと疑いのかかる中、調べを行う闇御庭番菅沼外記は、三つ鱗の紋を着けた謎の軍団に襲撃される。水野、鳥居の企みと、沼津藩を巡る大きな陰謀に巻き込まれた外記は、闇御庭番として最後の成敗へと向かう。シリーズ完結。

    早見俊(はやみ・しゅん)

    1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒。会社員を経て作家活動に入る。 「居眠り同心 影御用」(二見時代小説文庫)、「佃島用心棒日誌」(角川文庫)両シリーズで、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』(徳間文庫)にて、第23回中山義秀文学賞にノミネート。その他の著書に『女忍び 明智光秀くノ一帖』(実業之日本社文庫)、『観相同心早瀬菊之丞』(徳間文庫)、『放浪大名 水野勝成』(新潮文庫)、『魔王の黒幕 信長と光秀』「御蔵入改事件帳」シリーズ(以上、中公文庫)、「陽だまり翔馬平学記」シリーズ(小学館文庫)、「密命将軍 松平通春」「相棒は副将軍」シリーズ(以上、コスミック・時代文庫)、「椿平九郎 留守居秘録」シリーズ(二見時代小説文庫)など多数。

  • 五戒の櫻
    其角忠臣蔵異聞
    小杉健治
    定価:748円(税込み)

    俳諧師宝井其角×赤穂浪士
    忠臣蔵の闇と元禄を描く意欲作!
    文庫書下ろし

    吉原の帰り、死体とおぼしきものを載せた大八車と偶然すれ違った宝井其角。付き添っていた浪人がいきなり斬りかかり、其角をかばったなじみの駕籠かきが殺されてしまう。弔いのために、其角は下手人捜しを始めるが……。同じころ、浅野内匠頭による松の大廊下刃傷沙汰で現場にいた茶坊主が行方知れずに……。俳諧師・其角の視点から忠臣蔵の闇と元禄を描く。

    小杉健治(こすぎ・けんじ)

    1947年東京生まれ。’83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。’88年『絆』で日本推理作家協会賞、’90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『宿命 検事・沢木正夫』『父からの手紙』「新九郎外道剣」シリーズ、「人情同心 神鳴り源蔵」シリーズ、「般若同心と変化小僧」シリーズなどがある。

  • 影武者
    日暮左近事件帖
    藤井邦夫
    定価:704円(税込み)

    涙こぼれ、迫力剣劇満載のシリーズ第十四弾
    おぬしの命、必ず守り抜く!
    文庫書下ろし

    馬喰町の公事宿『巴屋』で出入物吟味人をする日暮左近は、主の彦兵衛の頼みで、物の怪が出るという話の真偽を確かめることとなった。物の怪騒ぎを調べ始めたところ、裏に怪しい寺の存在が浮かび上がる。そして、そこから左近はより大きな騒動に巻き込まれていく。剣は瞬速――。左近の剣が弱き者たちを守る! 涙溢れる物語と迫力の剣戟満載のシリーズ第十四弾。

    藤井邦夫(ふじい・くにお)

    1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビューし、一躍人気作家となる。その巧みなストーリーには定評があり、多くの読者を魅了している。主なシリーズに、「日暮左近事件帖」「乾蔵人 隠密秘録」「評定所書役・柊左門 裏仕置」(以上、光文社文庫)、「日溜り勘兵衛極意帖」「知らぬが半兵衛手控え帖」「新・知らぬが半兵衛手控え帖」「柳橋の弥平次捕物噺」「結城半蔵事件始末」(以上、双葉文庫)、「秋山久蔵御用控」「養生所見廻り同心 神代新吾事件覚」(以上、文春文庫)、「江戸の御庭番」(角川文庫)、「大江戸閻魔帖」(講談社文庫)などがある。