光文社文庫 1月の新刊

(1月12日発売/一部地域をのぞく)

今月の新刊はコチラ

  • 開戦
    惣目付臨検仕る
    上田秀人
    定価:704円(税込み)

    上田秀人の超人気シリーズ最新刊!
    惣目付・水城聡四郎に、将軍吉宗から新たな命が下された。
    それは、以前に惣四郎が用人を務めていた「男子禁制の園」だった――文庫書下ろし
    大奥を黙らせよ!

    惣目付として、奥右筆、目付に楔を打ち込んできた水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命が下った。監察する対象は「大奥」。御広敷用人を経験し、経験、知識のある聡四郎ではあったが、かつての〝職場〟は聡四郎の転任後、元の木阿弥になっていた。そして、大奥に切り込む聡四郎を意外な敵が狙う――。「惣目付」シリーズ、目が離せない激闘が繰り広げられる衝撃の第三弾。

    上田秀人(うえだ ひでと)

    1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。1997年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる。主なシリーズに「勘定吟味役異聞」「御広敷用人 大奥記録」「聡四郎巡検譚」(水城聡四郎シリーズ)、「目付鷹垣隼人正 裏録」、(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「百万石の留守居役」(以上、講談社文庫)、「将軍家見聞役 元八郎」「織江緋之介見参」「禁裏付雅帳」(以上、徳間文庫)、「町奉行所内与力奮闘記」「妾屋昼兵衛女帳面」(以上、幻冬舎文庫)、「表御番医師診療録」「高家表裏譚」(以上、角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)などがある。また、著書に『鳳雛の夢』(独の章、眼の章、竜の章)、『本懐』『幻影の天守閣』『夢幻の天守閣』(以上、光文社文庫)、『翻弄』(中公文庫)、『本意に非ず』(文藝春秋)、『陽眠る』(角川春樹事務所)『夢幻』(中央公論新社)などがある。今もっとも勢いのある時代小説作家である。


  • 熟れた月
    宇佐美まこと
    定価:792円(税込み)

    日本推理作家協会賞受賞作家による
    驚きと感動のミステリー待望の文庫化!

    解説:北上次郎

    がんで余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体の不自由な博。それぞれの運命が絡み合ったとき、人生は思いがけない方向へ……。
    2017年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞した著者が、底辺で生きる人間たちの業と、不思議な縁を描く。

    宇佐美まこと(うさみ まこと)

    1957年愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞しデビュー。2017年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞。怪異や人間の闇に迫る作品で注目される。ほかの作品に、『展望塔のラプンツェル』『ポニン浄土』『羊は安らかに草を食み』などがある。

  • 正体
    染井為人
    定価:990円(税込み)

    罪もない一家を惨殺した死刑囚はなぜ脱獄したのか!?
    その488日を追うミステリー!

    埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは? 映像化で話題沸騰の注目作!

    染井為人(そめい ためひと)

    1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにて、マネージャーや舞台などのプロデューサーを務める。2017年『悪い夏』で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。今作は単行本刊行時に読書メーター注目本ランキング1位を獲得し、映像化も決まっている。他の著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』がある。
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  • 白霧学舎 探偵小説倶楽部
    岡田秀文
    定価:880円(税込み)

    クセ者ぞろいの旧制中学生たちが推理する、奇想天外な連続殺人事件!!

    解説:千街晶之

    昭和二十年。戦況が悪化の一途をたどる中、美作宗八郎は山間の集落にある名門白霧学舎に転入することになった。破天荒な学友たちに誘われ、探偵小説倶楽部に入部させられた宗八郎は、本物の連続殺人事件の目撃者となる。身近にある徴兵に戦死、食糧不足、墜落した米軍機の処理。そんな戦時下の日常に出現した奇怪にして異常な猟奇事件に、旧制中学の少年少女が挑む。

    岡田秀文(おかだ ひでふみ)

    1963年東京生まれ。明治大学卒業。’99年「見知らぬ侍」で第21回小説推理新人賞を受賞、2001年『本能寺六夜物語』で単行本デビュー。’02年『太閤暗殺』で第5回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。15年『黒龍荘の惨劇』で第15回本格ミステリ大賞、第68回日本推理作家協会賞の候補に。歴史小説と本格ミステリの両分野で高い評価を得ている。他の著書に『応仁秘譚抄』『足利兄弟』『偽造同盟』『大坂の陣』『戦時大捜査網』『首イラズ』など多数。探偵・月輪の登場する本書のシリーズ他作品に『伊藤博文邸の怪事件』『黒龍荘の惨劇』『海妖丸事件』『月輪先生の犯罪捜査学教室』がある。

  • 刑事失格
    新・強請屋稼業
    南 英男
    定価:814円(税込み)

    140万部突破の人気シリーズ 新章開幕!
    悪党刑事が謀略に巻き込まれる!
    親友の敵を討て―― 殺し屋刑事!

    恋人を失ったショックで強請屋の相棒・見城豪は腑抜けになってしまった。そんな折、新宿署刑事課の刑事・百面鬼竜一は、一人の女・小倉亜由と出会い、惚れてしまう。しかし、その亜由は、何者かによって拉致されることに。誘拐犯から百面鬼に提案された非情な人質解放条件は「殺し屋」になることだった――。大好評強請屋の後継シリーズ、震撼の第一弾!

    南英男(みなみ ひでお)

    1944年、東京都生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て青春ハードボイルド小説などを執筆して人気を博す。‘85年『街に棲む野獣』以降、ハードサスペンスに取り組む。ベストセラーになった「強請屋稼業」シリーズ、「毒蜜」シリーズ、「姉御刑事」シリーズなど全著作合計が2300万部を突破した。

  • 情けの背中
    父子十手捕物日記
    鈴木英治
    定価:726円(税込み)

    毒入り味噌騒動の顛末やいかに──
    凶賊・嘉三郎を追い詰めろ!

    南町奉行所・定町廻り同心の御牧文之介と隠居した元名同心の丈右衛門父子。取り逃がした下手人の嘉三郎が仕組んだ罠にはまり、
    御牧父子と昵懇で文之介が思いを寄せるお春の父・藤蔵が入牢してしまう。一刻も早く嘉三郎を捕え事件の真相を明らかにすべく、丈右衛門は阿蘭陀渡りの薬から、文之介は毒を盛られた味噌から事件の筋の絞り込みに奔走する。

    鈴木英治(すずき えいじ)

    1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。’99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(『義元謀殺』に改題)で受賞。
    主な作品に「口入屋用心棒」「手習重兵衛」「徒目付久岡勘兵衛」「新兵衛捕物御用」「下っ引夏兵衛捕物控」「大江戸やっちゃ場伝」「無言剣殺」「突きの鬼一」などの人気シリーズがある。

  • 駆け落ちの罠
    新・木戸番影始末(三)
    喜安幸夫
    定価:726円(税込み)

    正体不明の古着商いに、火盗改の密偵、岡っ引と、町を揺るがす大騒動!
    文庫書下ろし

    泉岳寺門前町の木戸番杢之助を、古着を商う参左という男が訪う。 ながれ大工の仙蔵から、内藤新宿で駆け落ちの男女の亡骸が見つかったこと、この殺しには古着商いが関わっていることを聞いた杢之助は、参左のことが気になる。 古着商いを追い、門前町に杢之助を知る両国の岡っ引まで現れ、一触即発!  謎の参左の正体と、思いがけぬ結末とは。 好評シリーズ第三弾。

    喜安幸夫(きやす ゆきお)

    1944年生まれ。兵庫県姫路市出身、埼玉県新座市在住。’98年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブノンフィクション賞受賞。2001年『はだしの小源太』『身代わり忠義』などで第30回池内祥三文学奨励賞受賞。著書に「隠密家族」シリーズ、「闇奉行」シリーズ、「隠居右善 江戸を走る」シリーズ、『吉右衛門の涙』『真伝忠臣蔵』『花散る城』など多数。本書は、好評ロングセラーシリーズ「大江戸番太郎事件帳」(全33巻)と「大江戸木戸番始末」(全14巻)の続編となるシリーズ第3作である。

  • 無駄死に
    日暮左近事件帖
    藤井邦夫
    定価:704円(税込み)

    無益な殺し合いをやめねば、斬る……。
    非情な任務を遂行する忍びたちの哀しき運命! 借金の踏倒し、事故の和談に離縁の相談……。大忙しの左近が最後に見届けたものとは――
    文庫書下ろし

    公事宿『巴屋』に呉服屋角菱屋の主が、旗本に貸した五十両を返してもらう方法はないかと相談がきた。巴屋主の彦兵衛は、出入物吟味人の日暮左近にその一件を依頼する。調べを進める左近に次々と新たな「事件」が持ち込まれ、周りには裏柳生の忍びと仙台藩の忍び黒脛巾組の陰が。壮絶な忍び同士の殺し合いの結末とは……。
    迫力の剣戟に人情が香るシリーズ第十二弾。

    藤井邦夫(ふじい くにお)

    1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビューし、一躍人気作家となる。その巧みなストーリーには定評があり、多くの読者を魅了している。主なシリーズに、「日暮左近事件帖」「乾蔵人 隠密秘録」「評定所書役・柊左門 裏仕置」(以上、光文社文庫)、「日溜り勘兵衛極意帖」「知らぬが半兵衛手控え帖」「新・知らぬが半兵衛手控え帖」「柳橋の弥平次捕物噺」「結城半蔵事件始末」(以上、双葉文庫)、「秋山久蔵御用控」「養生所見廻り同心 神代新吾事件覚」(以上、文春文庫)、「江戸の御庭番」(角川文庫)、「大江戸閻魔帖」(講談社文庫)などがある。

  • 金蔵破り
    隠密船頭
    稲葉 稔
    定価:726円(税込み)

    稲葉稔の累計73万部突破シリーズ最新刊
    〝南町奉行の隠密〟沢村伝次郎が、難解な殺しと金蔵破り事件に挑む! 
    文庫書下ろし

    江戸中が猛威を振るった野分の被害を蒙った秋のある日、「南町奉行の隠密」沢村伝次郎は、奉行の筒井和泉守に呼ばれる。江戸湊で男の死体が発見され、持ち主不明の舟が見つかったが、それと蝋燭問屋への押し込み強盗との繋がりを探れという。苦労の末に浮かび上がった衝撃の真相とは――
    稲葉稔の傑作シリーズ、人情溢れて爽やかな読後感の第八弾。

    稲葉稔(いなば みのる)

    1955年、熊本県生まれ。脚本家、放送作家などを経て、1994年作家デビュー。著書に決定版として刊行されている「研ぎ師人情始末」、「剣客船頭」、「隠密船頭」シリーズ(以上、光文社文庫)をはじめ、「浪人奉行」シリーズ(双葉文庫)、「大河の剣」シリーズ(角川文庫)、「武士の流儀」シリーズ(文春文庫)などがある。2020年、本書の「隠密船頭」シリーズが第9回 日本歴史時代作家協会賞 文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した。

  • 那須与一の馬
    奇剣三社流 望月竜之進
    風野真知雄
    定価:704円(税込み)

    馬、亀に、はては蛍まで登場――
    生き物に代わり、悪を成敗する!
    奇想天外な発想と深い人情を描くことで定評のある人気時代小説作家風野真知雄の新たなるシリーズ第三弾! テーマは「江戸の生き物」。 文庫書下ろし

    両国橋に刀を奪う狐が出る。――剣術、三社流の師範・望月竜之進は、亡き父に縁のある江戸の道場主から師範代を頼まれる。しばらくして、弟子の間に不穏な噂が出回るようになった。しかも、刀を奪われるのは、決まって特定の道場の弟子たちだけだった。疑惑は膨らんでいくが、竜之進の亡き父が絡んでいた過去の忌わしき事件が浮かび上がってきた……。シリーズ第三弾の今巻は、弱き者たちを苦しめる「卑劣な悪」に、竜之進が奇想天外な手段と豪剣で立ち向かう!

    風野真知雄(かぜの まちお)

    1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。1992年「黒牛と妖怪」で歴史文学賞を受賞しデビュー。2015年、〈耳袋秘帖〉シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で中山義秀文学賞を受賞。主なシリーズに、「妻は、くノ一」「姫は、三十一」シリーズ、「大名やくざ」シリーズ、「わるじい秘剣帖」「わるじい慈剣帖」シリーズ、「若さま同心 徳川竜之介」シリーズ、「隠密 味見方同心」「潜入! 味見方同心」シリーズ、「大江戸定年組」シリーズ、主な作品に『水の城 いまだ落城せず』『刺客が来る道』『刺客 江戸城に消ゆ』『卜伝飄々』などがある。

  • 旅は道づれ きりきり舞い
    諸田玲子
    定価:748円(税込み)

    毎度毎度のお騒がせ――
    こいつらは、いったいなんなのよッ
    十返舎一九とその娘・舞、一家総出で江戸から駿府・府中へ四十四里の旅。
    これぞ本家本元『東海道中膝栗毛』。

    解説:細谷正充

    十返舎一九の娘・舞は、酒びたりで奇行を繰り返す父、一九の弟子で夫の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、奇人変人に囲まれ、その尻拭いをする日々を送っている。そんな舞たちが、ひょんなことから一九の故郷・駿府まで旅することに。これぞ本家本元「東海道中膝栗毛」。奇人変人たちの珍道中を、ユーモアと人情味たっぷりに描く、好評シリーズ第三弾!

    諸田玲子(もろた れいこ)

    静岡県生まれ。上智大学文学部卒。外資系企業を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞受賞。’07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞を受賞。骨太の歴史小説から人情味あふれる時代物まで、幅広い作風で人気を博す。他の著書に「あくじゃれ瓢六捕物帖」「狸穴あいあい坂」「お鳥見女房」などのシリーズの他、『恋ほおずき』『しのぶ恋』『元禄お犬姫』『尼子姫十勇士』『きりきり舞いのさようなら』など。
    オフィシャルサイト