光文社文庫 6月の新刊

(6月16日発売/一部地域をのぞく)

今月の新刊はコチラ

  • 出絞でしぼと花かんざし
    佐伯泰英
    定価:748円(税込み)

    京・北山杉の里。
    たくましく生きる少女と、それを見守る人々の、感動の物語
    文庫書下ろし 一冊読み切り!

    京北山の北山杉の里・雲ケ畑で、六歳のかえでは母を知らず、父の岩男、犬のヤマと共に暮らしていた。従兄の萬吉に連れられ、京見峠へ遠出したかえでは、ある人物と運命的な出会いを果たす。京に出たい――芽生えたその思いが、かえでの生き方を変えていく。母のこと、将来のことに悩みながら、道を切り拓いていく少女を待つものとは。光あふれる、爽やかな物語。


  • ランチタイムのぶたぶた
    矢崎存美
    定価:594円(税込み)

    食べよう、元気になろう。大変な時には、ごはんだ。
    お弁当持って、お店でひとりで――
    7つの不思議なランチタイム! 
    文庫書下ろし

    スーパーに勤める聖乃は、一人でお弁当を食べるのを味気なく思っていた。そんな中、思いがけないお弁当を持った「山崎ぶたぶた」という新人が現れ、聖乃の毎日が変わり始める――(「また明日」)。仕事も勉強もお悩みも、ひと休みできる「お昼」の時間。さりげなくも大切な時間を、お店や職場やお家で、不思議なぬいぐるみと過ごした人々の、七通りのランチタイム。

  • 鎮憎師ちんぞうし
    石持浅海
    定価:836円(税込み)

    復讐が復讐を呼び、悲劇は繰り返されるのか――
    憎悪の連鎖を断ち切れ!
    奇想の本格ミステリー作家が斬新な探偵役を生み出した!

    大学時代のサークル仲間の結婚式の二次会に招かれた八人の同窓生。三年前のある事件以来疎遠になっていた熊木夏蓮と再会し、翌日も集まることになった。しかしその日、夏蓮は死体で発見される。犯人は八人の中に!? メンバーの赤垣真穂は、叔父から「鎮憎師」なる人物を紹介される。事件を上手に終わらせてくれる人だという――。斬新な設定に唸る本格ミステリー!

  • 緑のなかで
    椰月美智子
    定価:836円(税込み)

    自分の気持ちは、それで正解なんだ。
    北の大地を舞台に、大学生の啓太は悩みながらも自分を見つめ、成長していく。
    少年少女の不安と期待を等身大で描く珠玉の短編集。

    解説:齋藤 孝

    啓太は、北の大地の大学に進んで三年目になった。寮に入って、学生生活を謳歌している。新学期を迎え、新歓コンパで構内も寮も、浮き立っていた。そんなとき、双子の弟・絢太から、母が書き置きを残して出ていったと連絡がきた。何故そんなことになったのか・・・・・・。時に笑い、時に泣きながら自分を見つめ続ける、一人の大学生の一年を瑞々しく描く!

  • ブレイン・ドレイン
    関 俊介
    定価:858円(税込み)

    息もつかせぬアクション、痛みを覚えるほど迫真の描写。
    巻を措く能わざる傑作が待望の文庫化!

    解説:北上次郎

    舞台は”邪悪”な”欠落者”と判定された人間を隔離する人工島。特異な能力を持つBDことセイもその一人だ。だが彼は自分が欠落者ではないことを知っている。なんとしても島を出たいセイに、密命が持ち込まれた。報酬は破格、恩赦で島を出られる可能性もある――。セイは自身が欠落者でないことを証すため、命がけのミッションに挑む。怒濤のエンタメ巨編!!

  • ちびねこ亭の思い出ごはん
    キジトラ猫と菜の花づくし
    高橋由太
    定価:660円(税込み)

    亡くなったあの人ともう一度――
    その願いが叶う店がここにあります! 
    泣けて、泣けて、あたたかい シリーズ第三弾!
    文庫書下ろし

    解説:北上次郎

    「バカ、死んじゃえ」。夫の保と喧嘩した陽葵は、出勤する彼にひどい言葉を投げつけてしまった。その日、夫は事故に遭い、生きて帰ることはなかった――。悔やんでも悔やみきれない最後の別れ。陽葵は、亡くなった人ともう一度だけ会えるという千葉の内房にある食堂へとやって来るのだが……。人々の切ない想いに涙がとまらない、温かくて優しい連作集第三弾。

  • 秘密
    異形コレクションLⅠ
    井上雅彦・監修
    定価:1100円(税込み)

    全篇新作書下ろし
    秘められた恐怖を味わう傑作16編!

    平山夢明、澤村伊智、織守きょうや、斜線堂有紀、櫛木理宇、最東対地、嶺里俊介、黒澤いづみ、坂入慎一、飛鳥部勝則、小中千昭、中井紀夫、雀野日名子、井上雅彦、山田正紀、皆川博子。16人の短篇巧者が競作するアンソロジー!

  • 馬を売る女
    松本清張
    定価:836円(税込み)

    彼女の予想はよく当たる。何故なら――。
    疑念を抱いた社長の行動が思わぬ展開をもたらす……!
    巨匠の傑作集。

    星野春江は社長秘書をしている。社内ではケチで通っており、小金を貯めていると評判だった。実際、社員に金を融通していて、利子まで取っていた。彼女にはそれ以外にも、競馬の予想を流すという副業があった。その情報の出所に、彼女の秘密があったーー。(「表題作」) “堅実に”金を溜めていた女は何を誤ったのか。表題作の他三編を収録した傑作短編集。

  • 沈黙の狂詩曲ラプソディ精華編Vol.2
    日本最旬ミステリー「ザ・ベスト」
    日本推理作家協会編
    定価:1034円(税込み)

    作者に、トリックに、予期せぬ結末に
    ハマる快感ほとばしる!

    解説:西上心太

    収録作品
    川崎草志「署長・田中健一の執念」/今野 敏「不屈」/澤村伊智「などらきの首」/柴田よしき「迷蝶」/真藤順丈「蟻塚」/似鳥 鶏「美しき余命」/葉真中 顕「三角文書」/宮内悠介「ホテル・アースポート」

  • 白昼鬼語
    探偵くらぶ
    谷崎潤一郎/日下三蔵・編
    定価:1100円(税込み)

    濃厚な心理描写と意外な展開。谷崎ミステリに驚愕!
    江戸川乱歩にも多大な影響を与えた、文豪の探偵小説。

    解説:西上心太

    会社員法学士湯河勝太郎が歩いていると、安藤という探偵が友人に紹介してもらったと声をかけてきた。実は湯河本人を調べているといい、今の妻とはまだ法律上の結婚はしていないこと、前の妻はチブスで死んだことを語り始める。湯河は不愉快な顔になったーー。
    (「途上」)
    江戸川乱歩にも多大な影響を与えた、谷崎潤一郎の探偵小説傑作選が登場!

  • 濡れぎぬ
    研ぎ師人情始末(十一)決定版
    稲葉 稔
    定価:726円(税込み)

    親と子なら、いつかはきっとわかりあえる。お人好しの剣客研ぎ師・荒金菊之助の傑作シリーズ決定版!

    研ぎ師の荒金菊之助は、妻のお志津が懇意にしている女から、頼みごとをされた。許婚が人殺しの疑いで牢に入れられたが、無実なので疑いを晴らしてほしいというものだった。一方、菊之助の従兄弟の南町奉行所臨時廻り同心横山秀蔵たちは質屋殺しを追っている。二つの糸が繋がった時、驚きの真相が浮かび上がる――。稲葉稔の原点シリーズ決定版、一気読みの第十一弾。

  • 斬鬼狩り
    船宿事件帳
    鳥羽 亮
    定価:660円(税込み)

    「隠目付」主人公の海野洋之介が、今度は名もなき市井の人々を救う!
    迫力の剣戟満載の新シリーズ第一弾。
    文庫書下ろし

    駿河国江崎藩の隠目付だった海野洋之介は、藩の仕事を離れ、深川今川町の船宿「舟政」の亭主に収まっている。好きな釣りをしながら客に料理を出したりと静かな生活を楽しんでいた。そこに舟政の客である両替屋の稲兵衛が殺されたという知らせが入る。友の敵を討つべく洋之介は動きだす――。隠目付シリーズの主人公が新たな活躍をする著者渾身の新シリーズ開幕。

  • 潮騒の町
    新・木戸番影始末(一)
    喜安幸夫
    定価:726円(税込み)

    いわくありげな番小屋に、新しい町はクセ者ぞろい!?
    大江戸・両国から泉岳寺門前町へ。木戸番杢之助の、新シリーズ始動!
    文庫書下ろし

    己の過去を暴かれるのを恐れ、住み慣れた両国を出た杢之助。能力を見込まれ、高輪大木戸近く、泉岳寺門前町の木戸番小屋に入ることに。木戸番人がひと月不在だった町内では、浪打の仙左という代貸が、与太どもを使って騒ぎを起こしていた。仙左はさらに、田町の薩州蔵屋敷に関わりのある何かを隠しているようで――。還暦近くの杢之助が町を守る。新シリーズ始動!

  • お蔭騒動
    闇御庭番(八)
    早見 俊
    定価:748円(税込み)

    尊王の思想が幕府を脅かす中、水野・鳥居を翻弄する公家の正体とは?
    史実を巧みに取り入れた人気シリーズ、絶好調第八弾!
    文庫書下ろし

    江戸に近々、伊勢神宮のお札が降り、お蔭参りが始まるという噂が流れる。浮き立つ町で、闇御庭番・菅沼外記は、その陰に将軍の日光社参を妨害しようとする、ある藩の陰謀があるという疑いを耳にする。そんな中、京から訪れた公家の飛鳥小路政智卿という人物が騒ぎを巻き起こし、老中・水野忠邦や南町奉行・鳥居耀蔵までもを翻弄する。公家の正体と陰謀の行方は?