(2022年4月12日発売/一部地域をのぞく)
- 機捜235今野 敏定価:770円(税込み)
新しい相棒は冴えないロートル、でもタダ者じゃない
捜査共助課見当たり捜査班出身――解説:西上心太
渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊所属の高丸。公務中に負傷した同僚にかわり、高丸の相棒として新たに着任したのは、白髪頭で風采のあがらない定年間際の男・縞長だった。しょぼくれた相棒に心の中で意気消沈する高丸だが、実は、そんな縞長が以前にいた部署は捜査共助課見当たり捜査班、独特の能力と実力を求められる専門家集団だった……。
- 当確師真山 仁定価:704円(税込み)
選挙は戦争だ。
当選確率99%! 勝たせるためならなんでもやる。
選挙コンサルタント・聖達磨、人呼んで”当確師”。
『ハゲタカ』『ロッキード』の著者が選挙戦のリアルを描く!解説:大島新(「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」監督)
来年秋に行われる次期市長選で、圧勝が確実視される現職を倒して欲しい――。当選確率99%を約束する選挙コンサルタント・聖達磨の元に、莫大な報酬と共に無謀な依頼が持ち込まれた。候補者の選定から任された聖は、首都機能補完都市にも選ばれた高天市に向かう。この勝負、勝ち目はあるのか!? 人間臭い選挙戦をリアルに描いた傑作ポリティカル・フィクション!
- 殺人鬼がもう一人若竹七海定価:770円(税込み)
悪いヤツラが暮らす町・辛夷ヶ丘で続発する不審な出来事。
解決に奔走するのは悪徳警官。
著者ならでは、毒気たっぷりの連作ミステリー!
本書の収録作の切れ味には妖刀の凄みに似たものすら感じる。――千街晶之(「解説」より)都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘。二十年ほど前に連続殺人事件があったきりののどかな町だが、二週間前の放火殺人以来、不穏な気配が。そんななか、町いちばんの名家の当主・箕作ハツエがひったくりにあった。辛夷ヶ丘警察署生活安全課の砂井三琴は相棒と共に捜査に向かうが……。悪人ばかりの町を舞台にした毒気たっぷりの連作ミステリー!
- ベンチウォーマーズ成田名璃子定価:792円(税込み)
出会えたから素直になれた。
私たちの本気はここから!
『東京すみっこごはん』の原点がここにあります!どうして俺が……。ケガで戦線離脱中のバレー部エース、朔。恐ろしいジンクスが降りかかるというクラス対抗駅伝にくじで選ばれ、失意は深まる。メンバーの共通点はそれぞれの部活でメインを張れず、私生活でも下降気味の「ベンチ」なことだった。接点なんてなかった五人がぶつけ合う本音。そして迎える真夏の本番。さあ、ベンチの意地と本気を見せようか。
『東京すみっこごはん』の著者が贈る感動の青春小説! - やり過ごした殺人 新装版赤川次郎定価:836円(税込み)
赤川ファン必見! 大人気シリーズ新装版第二弾!
解説:似鳥 鶏
早川一家は母・香代子が泥棒、長男・克己が殺し屋、次男・圭介が弁護士で、三男・正実が警察官、そして長女・美香は詐欺師という奇想天外な家族だ。家族の秘密を唯一知る圭介はこの度、結婚! 早川一家にも平穏が訪れたかと思っていた矢先、克己の元に正実の暗殺依頼が届く――。ユーモアミステリーの傑作、早川一家シリーズ第二弾。
- ギフト
異形コレクションLⅢ井上雅彦・監修定価:1,100円(税込み)全篇新作書下ろし!
ますます注目度が高まる53冊目の《異形》
豪華執筆陣による《贈りもの》と《異能力》を巡る妖しくも美しい15の物語執筆陣15名
飛鳥部勝則 井上雅彦 上田早夕里 空木春宵 黒木あるじ 黒 史郎 最東対地 澤村伊智 篠田真由美 斜線堂有紀 竹本健治 津久井五月 平山夢明 深緑野分 木犀あこ - Jミステリー2022 SPRING光文社文庫編集部・編定価:1,320円(税込み)
日本ミステリーの最前線をいく超豪華執筆陣、夢の競演! ミステリーファン必読のアンソロジー誕生。
文庫書下ろし今、ミステリー界を牽引しているのは誰か。各国で絶大な人気を誇る東野圭吾をはじめ、飛ぶ鳥を落とす勢いの知念実希人、芦沢央、青柳碧人、織守きょうや、今村昌弘によるファン垂涎ものの全編新作書下しアンソロジーがここに誕生!
- 刀と算盤
馬律流青春雙六谷津矢車定価:748円(税込み)自作解説
江戸の町に「馬律流」という武術を伝える道場があった。その主人・紗六新右衛門の長屋に「唯力舎」という変わった貼り紙がある。そこでは一瀬唯力という男が「黒字なった時から一年間、儲けの一割を報酬」として支払うことを条件に、経営指南をしてくれるという――。唯力と新右衛門をはじめとする仲間たちが知恵と勇気を振り絞る、青春時代小説!
- 天命
毛利元就武略十番勝負岩井三四二定価:1,012円(税込み)城を奪われた無力な若殿から謀略と軍略の将へ
毛利元就を変えた十の戦大内、尼子の二大勢力に翻弄される弱小国人・毛利家の次男に生まれた元就。兄を亡くし、図らずも大将となった元就は、いつ敵方に寝返るとも知れぬ家臣たちをまとめ、乱世を生き抜くために必死で足掻く。自らも九死に一生を得て己の天命を悟った男は、幾度も哀しみから立ち上がり、武略に長けた逞しい武将となっていく。毛利元就の戦いの生涯を描く傑作歴史小説。
- 継承
鬼役(三十二)坂岡 真定価:704円(税込み)シリーズ累計200万部突破!
超人気シリーズ「鬼役」、1年4か月ぶり最新刊!
――これが最後の毒味になるかもしれぬ!
文庫書下ろし息子に跡目を継がせ、三十有余年務めた役目を辞すことになった将軍家毒味役の矢背蔵人介だったが――。将軍家毒味役の矢背蔵人介は御用之間に呼び出しを受ける。毒味役の裏で暗殺御用を引き受けてきたが、指令役の小姓組番頭・橘右近の死後、遠ざかっていたその部屋にいた人物から、なんと御役御免を言い渡される。家督を養子の卯三郎に引き継ぎ、新たな役目を引き受けた蔵人介は、新たなる江戸城内の陰謀に巻き込まれてしまう――。超人気シリーズ、待望の第三十二弾。