(2022年5月11日発売/一部地域をのぞく)
- 飯田線・愛と殺人と西村京太郎定価:682円(税込み)
歴史と神話に彩られた飯田線が運んだ殺意!?
十津川警部 正義の捜査!解説:細谷正充
十津川警部の部下・北条早苗刑事の友人で旅行会社に勤める野田花世が殺害された。彼女は、飯田線ツアーの企画を作る際に知り合ったアイヌの青年・金子太郎と愛を育んでいたらしい。一方、飯田線をめぐる歴史と神話を勉強していた花世に、偏執的につきまとう人物がいたことが浮上して……。十津川は、復讐心を燃やす金子をとめ、異常な犯人を逮捕できるのか!?
- ぶたぶたのお引っ越し矢崎存美定価:594円(税込み)
新しい町、新しい家、出会いとお別れ。
お引っ越しの、笑いと涙のドラマ!
文庫書下ろしリタイア後、田舎に移住したいという夫と考えが合わず悩む成実の前に、移住のアドバイザーとして登場したのは――(「あこがれの人」)。家賃の安い「告知事項あり物件」に引っ越すことになった詠斗は、挨拶に訪れた隣の部屋で、衝撃の出会いを果たす――(「告知事項あり」)。お引っ越しによる、出会いと別れ。その節目に、不思議なぬいぐるみと出会ったら。心震える3編を収録。
- 浅見家四重想 須美ちゃんは名探偵!?
浅見光彦シリーズ番外内田康夫財団事務局定価:770円(税込み)「須美ちゃんは名探偵の素質があるね。」浅見光彦――『沃野の伝説』(内田康夫)より
名探偵・浅見光彦の母・雪江、兄嫁・和子、姪・智美、甥・雅人。
浅見家の人々が抱える悩みや不思議な謎に、お手伝いの須美ちゃんが挑戦!
みんなが笑顔になる、心温まるミステリー、待望の第二弾登場。
文庫書下ろし浮かない顔の雅人の様子が気になり吉田須美子が訊ねると、賞をとったクラスメイトの俳句が、盗作かもしれないと言う。件の句を聞いた浅見光彦の「松尾芭蕉だっけ?」という言葉をたよりに図書館に調べに行くと、ページを折られた痕跡のある芭蕉の本が――!(「雅な悩みごと」)浅見家の面々がちょっと困った時に頼りになる須美ちゃん。みんなの笑顔を取り戻します!
- 十七歳小林紀晴定価:770円(税込み)
1985年、諏訪。湖、盆地、写真館、島木赤彦……
記憶の奥のあの日々が戸惑いとともによみがえる。ニューヨークで十五年ぶりに友人と再会したカメラマンの守屋は、生まれ育った長野県の諏訪で過ごした高校三年生の一年間を思い出す。想いを寄せていた宮坂木綿子の病。東京へ出たものの目的を見つけられない先輩の姿。そして自分自身の曖昧な未来……。写真家として活躍する著者が、誰もが経験する若さゆえの甘くて苦い日々を描いた青春小説。
- 復讐捜査
新・強請屋稼業南 英男定価:814円(税込み)140万部突破の人気シリーズ、慟哭の最終巻!
ワルにはワルの意地がある!
殺し屋刑事、ラストファイト!新宿署の刑事・百面鬼竜一が女殺し屋と食事をしていると、近所の銀行で銃声がして、銀行の支店長が拉致された。メガバンクの支店長が次々に殺されるという凶行が発生。女殺し屋とともに事件の背後を探っていた百面鬼だが、かつてない窮地に陥る。そして強請屋の相棒・見城豪と巨悪に決死の戦いに挑むのだが……。感動を呼ぶラストが待つシリーズ最終巻。
- 喧騒の夜想曲 白眉編Vol.1
日本最旬ミステリー「ザ・ベスト」日本推理作家協会編定価:1034円(税込み)当代きっての人気ミステリー作家が勢ぞろい!
結末まで、作者と推理の知恵比べを収録作品
赤川次郎「手から手へ、今」/芦沢 央「春の作り方」/天祢 涼「居場所」/太田忠司「川の様子を見に行く」/恩田 陸「降っても晴れても」/呉 勝浩「論リー・チャップリン」/近藤史恵「シャルロットと猛犬」/知念実希人「永遠に美しく」 - ケーキ嫌い姫野カオルコ定価:748円(税込み)
手土産もディナーの最後も、なぜケーキ? 嫌いな人はどうすればいいの? 困りませんか? 「お気持ちだけで」と言えなかった長年のもどかしさに始まり、酒にぴったりの創作レシピから、ロドルフ殿下や「ロンパールーム」の牛乳など懐かしの食の思い出まで――おいしく詰まったヒメノ式食エッセイ集! 文庫書下ろしも収録。
- 遺恨 新装版
鬼役(四)坂岡 真定価:726円(税込み)200万部を超える大ベストセラーシリーズ「鬼役」を著者が大幅に加筆修正した新装版、第4弾。
消えた目安箱の謎、そして鬼役が見せた覚悟とは!
将軍家毒味役の矢背蔵人介は、仙台藩絡みの謎に挑む。
文庫書下ろし鬼役と呼ばれる将軍家毒味役の矢背蔵人介は、小姓組番頭・橘右近から深更、江戸城御用之間に呼び出された。橘から告げられたのは目安箱が消えたという事実だった。橘の密命を受けて動き出した蔵人介だったが、ことは仙台藩に関わることで、先にはかつてない強大な敵の姿が浮かぶ。一か八かの勝負をかけた蔵人介は、罠にかかってしまう……。200万部突破の超人気シリーズ、著者が大幅加筆修正した新装版、待望の第四巻。
- さまよう人
父子十手捕物日記鈴木英治定価:726円(税込み)出合茶屋で心中!?
生き残った女が消えた出合茶屋で役者が首をつった。どうやら心中らしいが、女の姿は見あたらない。検死の医者も自死と言うが、役者と知り合いだった中間の砂吉は納得がいかず、ひとりで調べ始める。ところが、今度はその砂吉が首つりに見せかけて殺されかける。事件の真相を解明すべく、祝言を控えた南町奉行所定町廻り同心・御牧文之介と中間の勇七も探索に加わるが……。
- 後家の一念
くらがり同心裁許帳井川香四郎定価:792円(税込み)誰か人を救いましたか?
辛い人の心を救ってあげましたか?
くらがり同心・角野忠兵衛、怒りの鉄槌!
忠兵衛馴染みの小料理屋『蒼月』の父娘には、なにやらいわくがありそうで……。
文庫書下ろし京橋の油問屋で八人が惨殺される事件が起きた! 金目当ての凶行のようだが、恨みを持つ者の仕業とも思える。定町廻り筆頭同心・篠原恵之介らが調べを進めると、三年前に亡くなったこの家の長男の嫁が姿を消していた……。(表題作)くらがり同心・角野忠兵衛、北内勝馬はもちろんのこと、忠兵衛馴染みの小料理屋『蒼月』の父娘も活躍する書下ろし第三弾!!
- 香り立つ金箔
はたご雪月花有馬美季子定価:704円(税込み)江戸の大火で心沈む人々に、「雪月花」は栄養と勇気を届けます!
でも、髑髏とか幽霊とか、騒ぎに巻き込まれて……。
江戸の味と人情、謎を味わえる贅沢な人気時代小説シリーズ第三弾。
文庫書下ろし文化三年弥生、江戸は大火が襲われた。家や家族や大切なものを失って苦しむ人々――。そんな人々を想い、苦しむ浅草の旅籠「雪月花」の女将・里緒は、懇意の南町奉行所定町廻り同心・山川隼人からの頼みで、炊き出しに協力することに。一方、雪月花の仲居・お栄が、桜名所を案内した客の力士二人と、金色の髑髏を発見する。その後も若い女が殺される事件が続発。皆、頬に金箔が貼られていた。怪事件の意外な真相とは……。好評「雪月花」シリーズ、待望の第三弾。
- 当確師
十二歳の革命真山 仁定価:748円(税込み)選挙で、この国を浄化する。当選確率99%の”当確師”聖達磨。
今度の敵は現職総理。この勝負に勝てる候補者はいるのか――!?
『ハゲタカ』『ロッキード』の著者が熾烈な選挙戦の内実を描く!解説:末國善己
当確師・聖達磨の元に、総理大臣をその座から引きずり下ろすため、選挙区で落として欲しいというとんでもない依頼が。総理には選挙区内の湖に、日米共同で研究所を作ろうとしているという噂があった。「里山を守って欲しい」と少年に詰め寄られた総理は失言から窮地に陥る。この少年ならば選挙に勝てるが、もちろん少年に被選挙権はない――。人気シリーズ第二弾!!