『おくりびとは名探偵 元祖まごころ葬儀社 事件ファイル』




好評発売中

おくりびとは名探偵
元祖まごころ葬儀社 事件ファイル

天野頌子

渋井和馬は売れないミステリー作家。実家の葬儀社のアルバイトで食いつなぐ日々だ。
そんなある日、葬儀場のトイレで「お母さんを殺してしまった」という何者かの独り言を聞いてしまう。その日は、地元きっての資産家で、ドケチで有名だった女性の通夜の予定だったのだが……。

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「お母さんを殺してしまった……」

ドケチで有名だった女性実業家が急死した!



街いちばんの実業家

中原貴李子

ミステリー作家と美僧らが事件の謎を追う!

  • こんな美味しい事件を見過ごすなんて、ミステリー作家としてありえないでしょう!

    渋井和馬

    売れないミステリー作家で
    葬儀社アルバイト


  • 私も故人のご無念をはらし、安らかに成仏していただけるように、できるだけの協力をさせていただきます

    梅澤翠芳

    美貌と涙もろさで
    街の女性たちのアイドル?

  • 和馬さんって表情から心の声がだだもれなんですよ。ひょっとして編集さんからですか?さてはまた何かボツになったんですね。

    宮尾くるみ

    死に化粧の達人で鋭いカンの持ち主


「ごうつくばばあ」の異名を持つ女性実業家が急死した。
売れないミステリー作家(兼葬儀社アルバイト)が葬儀場のトイレで耳にしたのは、
「お母さんを殺してしまった」という誰のものかわからない独白だった。
故人には息子が三人。
その誰かによる犯行なのか!?

容疑者は息子三人!?



  • 不動産会社社長の長男
    名ばかりの後継者でグループの実権は渡してもらえずじまい。故人と険悪な仲だった妻が第一発見者だった


  • 病院長の次男
    病院は大赤字で、のどから手が出るほど遺産が欲しかった。故人の死亡診断書も書いたのだが……


  • レストラン支配人の三男
    任されたレストランは経営不振が続き、いますぐにでも解任されそうな状況だった



事件解明後に明らかになる真相に、きっと温かい涙があふれます!



イラスト/宮崎ひかり


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著者プロフィール

天野頌子(あまの・しょうこ)
東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾一期生として学び、2005年『警視庁幽霊係』でデビュー。元イケメンホストの毒舌陰陽師と妖狐の少年コンビが活躍する「陰陽屋シリーズ」はテレビドラマ化され、ロングセラーとなっている。他の作品に『警視庁幽霊係の災難』『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』「僕と死神シリーズ」など多数がある。