大好評の『はい、総務部クリニック課です。』シリーズ、第5作刊行!
好評販売中シリーズ最新刊『はい、総務部クリニック課です。 あれこれ痛いオトナたち』が刊行されました! 「こんな部署があったらいいのに」のお声がたくさんの人気シリーズ最新刊は、様々な「痛み」にスポットをあて、「痛み」の解消に繫がる情報を満載してお届け致します。クリニック課のメンバーも痛みとは無縁ではいられないようで……!?
好評販売中
はい、総務部クリニック課です。
あれこれ痛いオトナたち
- 【第一話】減衰する抗重力機構
- 【第二話】内偵課捜査官と呼ばれた男
- 【第三話】痛みさえ感じない
- 【第四話】検査 検査 同意書 検査
- 【第五話】大丈夫だ問題ない
目次
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ご好評を頂き、続々重版かかって七刷です
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はい、総務部クリニック課です。
- 【第一話】これより社内回診をはじめます
- 【第二話】大人のトイレ事情
- 【第三話】無自覚なエアロゾル
- 【第四話】腰痛から始まる社員健康互助システム
- 【第五話】私がタオル地のハンカチを手放せない理由
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じわじわ売れて現在三刷!
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はい、総務部クリニック課です。
私は私でいいですか?
- 【第一話】心のアッセンブリ
- 【第二話】発芽する頭痛の種
- 【第三話】比べられた咳
- 【第四話】そのお部屋は恥ずかしくない
- 【第五話】考え上手さん
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発売即重版!
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はい、総務部クリニック課です。
この凸凹な日常で
- 【第一話】バランス
- 【第二話】凹凸と異質
- 【第三話】正解のない育児問題集
- 【第四話】六歳からの職場体験
- 【第五話】社長は正しくお金を使いましょう
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女性の身体の困り事に寄りそいます!
〜この物語は〜
主人公や、その仕事を通して、働く人たちの心と体が少しでも楽になってほしい、という願いを込めてうまれたシリーズです。
新設された総務部クリニック課を舞台に、登場人物たちの悩みや体質、よく聞く症状や病気などをわかりやすく解きほぐします。会社での困りごと対処法や、陥りがちな体調不良についてのお役立ち情報も満載。
「がんばらない生き方」応援します!
――つまり、 ちょっと元気になれるお仕事小説なのです!
あらすじ
清掃用具などの美化用品を製造販売する「株式会社ライトク」入社7年目の松久奏己は、地味に目立たぬように仕事をしてきたはずだった。それなのに、社長肝いりの新部署「総務部クリニック課」への異動を命じられてしまう。変わり者のイケメン医師である 森琉吾と、チャラ系ホスト顔の薬剤師である 眞田昇磨の二人と始まったクリニック課での業務は、初日から緊張の連続だった。しかし、自身の腰痛や、患者の対応を通じて、この新しい部署に対する愛着がわき、少しずつ、気持ちの変化を感じているのだった。
医療事務ときどき「問診係」としてやりがいを感じ始めた奏己は、自分にできることを少しずつ自覚していく。クリニック課の居心地の良さ、眞田と森の間で仕事をすることの安心感は、さらに、彼女の背中を押すことになるが、そこは流石にインパラ系草食人間。出過ぎたまねをしたのではないかと自己嫌悪に陥ったりもする。
クリニック課は、様々な痛みに悩む社員のため【痛み外来】を始めた。最近腕が痛くて動かせなくなった社食の大将や、同じ症状に困る社員に向けた対処法講座も開催。そんな中、社内監査にきた関さんの些細な変化に気づいた奏己だが、そこにも別の痛みが隠れていて――。「痛いの痛いの飛んでいけ!」
登場人物
クリニック課語録集
- 人と競わず、争わず、かかわらず、なるべく魂の量がすり減らないようにすること。そうすれば、ストレスは最小限で済む。手に入れる物は少なくていい。その代わり、失う物も最小限にすること。そして人として、想像力豊かに生きていくことが大事だと悟った。
- 「これは、目立たず、波風を立てないように会社員生活を送ってきた奏己のモットーとも言える言葉です。ただ首を引っ込めているだけではなく、想像力は大事だと語っているところに、彼女の矜持が読み取れます。社会人として、共感できる方も多いのではないでしょうか」
- 明日と他人に、何かを期待しているわけではない。
- 「期待すると、その分落ち込みが大きくなってしまうから。これは非常に分かり易い理屈です。常に平常心でいようとすること、それはつまり、自分の心を守ることに直結するのです。これ、身に覚えがあります」
- 突然すぎて、周囲からは何が原因で固まっているのか理解されることは少ない。
- 「いろんなことを考え(すぎ)て、フリーズしてしまいがちな奏己。彼女の頭の中では実に理路整然とした順番で考えた挙げ句、どうしたらいいか分からなくなり、固まっているのですが、それを理解できる、もしくは理解しようとする人間がいませんでした。”あるある”と思い当たる人、いるのではないでしょうか。でもクリニック課では、そんな彼女の心中を察してくれる同僚が登場するのです!」
- 「真面目だけど要領が悪い。つまりプラマイ・ゼロ。人間、それで良くないですか」
- 「仕事がうまく回らず、落ち込む奏己が昇磨にかけてもらった言葉です。自分を肯定されたことの少ない彼女にとって、この言葉はとても嬉しいものでした。誰でも、自分を認めてもらったら、うれしいですよね。周りからの言葉で、奏己も、自分は認められている、ここにいてもいいんだ、と思えるようになっていきます」
- 「そんな風には見えませんね」とは、誰に対しても言わないようにしている。
- 「見えている姿だけで判断してはいけない。雰囲気だけで思い込んではいけない。もの凄い葛藤を抱えフリーズしているのに、落ち着いているのだと誤解されてきた奏己ならではの信条。良かれと思って発することも多いこの言葉。自分も思い込みや、独りよがりにはまり込んでいないだろうか。どきっとしました」
- ・・・・・・自分が変わらないことで得た、自分が変わるきっかけ・・・・・・
- 「自身のあり方が仕事の役に立つという経験をした奏己の、ふと呟いた言葉です。変わらなきゃ、と思っていたのに、実は変わらなくていいと気づいた。言い換えれば、変わらなくていいと気づける自分に変われた、ということでもあります。否定から始めるのではなく、今までの自分を肯定することから、新しい何かが見えてくることもあると、教えてくれています」
- 自分だけは、自分の味方でいてあげてくださいよ
- 「自分を責め続ける相手に、問診係の奏己はこう伝えました。出来てる人がいるんだから、自分も出来なきゃいけない、そう自分を責めること、ありますよね。嫌だなと思っても、つらくても、出来ない自分が至らないのが悪いのだから、もっと努力しなければ、と頑張り続ける。そのときにこの言葉をかけてもらえたら、どれだけ救われるか分かりません」
- 【自分に優しくする5つの方法】
- その1【似たような状況の友だちにしてあげるように、自分にもすること】
- その2【落ち込んでいる時に、自分を責めない】
- その3【間違いを許す】
- その4【どんな些細なことでも、できたらヨシとする】
- その5【ありのままの自分を受け入れる】
- 「『負の連鎖』『負のスパイラル』に陥ったときの方法。うまく実践できなかったとしても、心で文章をなぞるだけでも、どん底からは浮上できました。こういう対処方法をできるだけ沢山ストックして、そのとき一番ぴったりくる言葉を自分にかけられるようになったら、きっと少し」
- 子どもたちは、それぞれに適した育成を受けた結果、そこに自らの意志と資質を加えて、それぞれがこれからあるべき形に成る――そういう向きで育つべきではないか
- 「子育て中の社員に森先生がかけたこの言葉、今まで読んできた数多の育児書が凝縮されたと言っても過言ではないほど。それぞれに適した育成、これが日々の生活の中でいかに難しいか、痛感する毎日です。子どもとの毎日に悩み、疲れ、ベターな道を模索し続ける全ての親御さんに届けたいです」
著者プロフィール
広島県出身。東京都在住。医師。2017年にホビージャパン主催のHJ文庫大賞(現:HJ小説大賞)で金賞を受賞。以後は「江戸川西口あやかしクリニック」シリーズ(光文社キャラクター文庫)、「おいしい診療所の魔法の処方箋」シリーズ(双葉文庫)、「はい、総務部クリニック課です。」シリーズ(光文社文庫)、『呪ワレ者』(マイクロマガジン社)など、一般小説から児童書まで幅広く執筆している。