【速報】『はい、総務部クリニック課です。あなたの個性と女性と母性』12月12日刊行決定!


大好評の『はい、総務部クリニック課です。』シリーズ、第4作が刊行されます!

12月12日に、シリーズ最新刊『はい、総務部クリニック課です。 あなたの個性と女性と母性』が刊行されます! 既刊全てに重版のかかっている人気シリーズ最新刊は、女性の身体の「困ったこと」にスポットをあて、ちょっとした安心に繫がる情報を満載してお届け致します。おなじみクリニック課のメンバーのプライベートも明らかに!?




12月12日発売

はい、総務部クリニック課です。
あなたの個性と女性と母性

藤山素心

定価:792円(税込み)





ご好評を頂き、続々重版かかってます!ただいま六刷!!




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はい、総務部クリニック課です。

藤山素心

定価:770円(税込み)


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はい、総務部クリニック課です。
私は私でいいですか?

藤山素心

定価:770円(税込み)


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はい、総務部クリニック課です。
この凸凹な日常で

藤山素心

定価:770円(税込み)


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〜この物語は〜


主人公や、その仕事を通して、働く人たちの心と体が少しでも楽になってほしい、という願いを込めてうまれた作品です。
新設された部署を舞台に、登場人物たちの悩みや体質、よく聞く症状や病気などをわかりやすく解きほぐします。会社での困りごと対処法や、陥りがちな体調不良についてのお役立ち情報も満載。
「がんばらない生き方」応援します!


――つまり、 ちょっと元気になれるお仕事小説なのです!




あらすじ


清掃用具などの美化用品を製造販売する「株式会社ライトク」入社7年目の松久奏己は、地味に目立たぬように仕事をしてきたはずだった。それなのに、社長肝いりの新部署「総務部クリニック課」への異動を命じられてしまう。変わり者のイケメン医師である 森琉吾と、チャラ系ホスト顔の薬剤師である 眞田昇磨の二人と始まったクリニック課での業務は、初日から緊張の連続だった。しかし、自身の腰痛や、患者の対応を通じて、この新しい部署に対する愛着がわき、少しずつ、気持ちの変化を感じているのだった。

医療事務ときどき「問診係」としてやりがいを感じ始めた奏己は、自分にできることを少しずつ自覚していく。クリニック課の居心地の良さ、眞田と森の間で仕事をすることの安心感は、さらに、彼女の背中を押すことになるが、そこは流石にインパラ系草食人間。出過ぎたまねをしたのではないかと自己嫌悪に陥ったりもする――

3作目は、社員と社員の感覚の違いや、子育て社員が抱える悩みに、クリニック課が一丸となって答えを探します!



登場人物







クリニック課語録集


人と競わず、争わず、かかわらず、なるべく魂の量がすり減らないようにすること。そうすれば、ストレスは最小限で済む。手に入れる物は少なくていい。その代わり、失う物も最小限にすること。そして人として、想像力豊かに生きていくことが大事だと悟った。

「これは、目立たず、波風を立てないように会社員生活を送ってきた奏己のモットーとも言える言葉です。ただ首を引っ込めているだけではなく、想像力は大事だと語っているところに、彼女の矜持が読み取れます。社会人として、共感できる方も多いのではないでしょうか」



明日と他人に、何かを期待しているわけではない。

「期待すると、その分落ち込みが大きくなってしまうから。これは非常に分かり易い理屈です。常に平常心でいようとすること、それはつまり、自分の心を守ることに直結するのです。これ、身に覚えがあります」



突然すぎて、周囲からは何が原因で固まっているのか理解されることは少ない。

「いろんなことを考え(すぎ)て、フリーズしてしまいがちな奏己。彼女の頭の中では実に理路整然とした順番で考えた挙げ句、どうしたらいいか分からなくなり、固まっているのですが、それを理解できる、もしくは理解しようとする人間がいませんでした。”あるある”と思い当たる人、いるのではないでしょうか。でもクリニック課では、そんな彼女の心中を察してくれる同僚が登場するのです!」



「真面目だけど要領が悪い。つまりプラマイ・ゼロ。人間、それで良くないですか」

「仕事がうまく回らず、落ち込む奏己が昇磨にかけてもらった言葉です。自分を肯定されたことの少ない彼女にとって、この言葉はとても嬉しいものでした。誰でも、自分を認めてもらったら、うれしいですよね。周りからの言葉で、奏己も、自分は認められている、ここにいてもいいんだ、と思えるようになっていきます」



「そんな風には見えませんね」とは、誰に対しても言わないようにしている。

「見えている姿だけで判断してはいけない。雰囲気だけで思い込んではいけない。もの凄い葛藤を抱えフリーズしているのに、落ち着いているのだと誤解されてきた奏己ならではの信条。良かれと思って発することも多いこの言葉。自分も思い込みや、独りよがりにはまり込んでいないだろうか。どきっとしました」



・・・・・・自分が変わらないことで得た、自分が変わるきっかけ・・・・・・

「自身のあり方が仕事の役に立つという経験をした奏己の、ふと呟いた言葉です。変わらなきゃ、と思っていたのに、実は変わらなくていいと気づいた。言い換えれば、変わらなくていいと気づける自分に変われた、ということでもあります。否定から始めるのではなく、今までの自分を肯定することから、新しい何かが見えてくることもあると、教えてくれています」



著者プロフィール


広島県出身。東京都在住。医師。2017年にホビージャパン主催のHJ文庫大賞(現:HJ小説大賞)で金賞を受賞。以後は「江戸川西口あやかしクリニック」シリーズ(光文社キャラクター文庫)、「おいしい診療所の魔法の処方箋」シリーズ(双葉文庫)、「はい、総務部クリニック課です。」シリーズ(光文社文庫)、『呪ワレ者』(マイクロマガジン社)など、一般小説から児童書まで幅広く執筆している。