【特集】『はい、総務部クリニック課です。』物語の世界をご紹介!




好評発売中

はい、総務部クリニック課です。

藤山素心

定価:770円(税込み)


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〜この物語は〜


主人公や、その仕事を通して、働く人たちの心と体が少しでも楽になってほしい、という願いを込めてうまれた作品です。
新設された部署を舞台に、登場人物たちの悩みや体質、よく聞く症状や病気などをわかりやすく解きほぐします。会社での困りごと対処法や、陥りがちな体調不良についてのお役立ち情報も満載。


――つまり、 ちょっと元気になれるお仕事小説なのです!




あらすじ


清掃用具などの美化用品を製造販売する「株式会社ライトク」入社7年目の松久奏己は、地味に目立たぬように仕事をしてきたはずだった。それなのに、社長肝いりの新部署「総務部クリニック課」への異動を命じられてしまう。変わり者のイケメン医師である 森琉吾と、チャラ系ホスト顔の薬剤師である 眞田昇磨の二人と始まったクリニック課での業務は、初日から緊張の連続で――

主人公の奏己が異動先の部署で見つけたもの、物語から是非、探してみてください。明日からの糧になること間違いなし、です。



登場人物




元気になれる言葉を
ちょこっとご紹介!


人と競わず、争わず、かかわらず、なるべく魂の量がすり減らないようにすること。そうすれば、ストレスは最小限で済む。手に入れる物は少なくていい。その代わり、失う物も最小限にすること。そして人として、想像力豊かに生きていくことが大事だと悟った。

「これは、目立たず、波風を立てないように会社員生活を送ってきた奏己のモットーとも言える言葉です。ただ首を引っ込めているだけではなく、想像力は大事だと語っているところに、彼女の矜持が読み取れます。社会人として、共感できる方も多いのではないでしょうか」



明日と他人に、何かを期待しているわけではない。

「期待すると、その分落ち込みが大きくなってしまうから。これは非常に分かり易い理屈です。常に平常心でいようとすること、それはつまり、自分の心を守ることに直結するのです。これ、身に覚えがあります」



突然すぎて、周囲からは何が原因で固まっているのか理解されることは少ない。

「いろんなことを考え(すぎ)て、フリーズしてしまいがちな奏己。彼女の頭の中では実に理路整然とした順番で考えた挙げ句、どうしたらいいか分からなくなり、固まっているのですが、それを理解できる、もしくは理解しようとする人間がいませんでした。”あるある”と思い当たる人、いるのではないでしょうか。でもクリニック課では、そんな彼女の心中を察してくれる同僚が登場するのです!」



「真面目だけど要領が悪い。つまりプラマイ・ゼロ。人間、それで良くないですか」

「仕事がうまく回らず、落ち込む奏己が昇磨にかけてもらった言葉です。自分を肯定されたことの少ない彼女にとって、この言葉はとても嬉しいものでした。誰でも、自分を認めてもらったら、うれしいですよね。周りからの言葉で、奏己も、自分は認められている、ここにいてもいいんだ、と思えるようになっていきます」



「そんな風には見えませんね」とは、誰に対しても言わないようにしている。

「見えている姿だけで判断してはいけない。雰囲気だけで思い込んではいけない。もの凄い葛藤を抱えフリーズしているのに、落ち着いているのだと誤解されてきた奏己ならではの信条。良かれと思って発することも多いこの言葉。自分も思い込みや、独りよがりにはまり込んでいないだろうか。どきっとしました」



・・・・・・自分が変わらないことで得た、自分が変わるきっかけ・・・・・・

「自身のあり方が仕事の役に立つという経験をした奏己の、ふと呟いた言葉です。変わらなきゃ、と思っていたのに、実は変わらなくていいと気づいた。言い換えれば、変わらなくていいと気づける自分に変われた、ということでもあります。否定から始めるのではなく、今までの自分を肯定することから、新しい何かが見えてくることもあると、教えてくれています」



著者プロフィール


広島県生まれ。東京都在住。医師。ホビージャパン主催第11回HJ文庫大賞(現:HJ小説大賞)で金賞を受賞。『テキトー男の異世界スローライフ』でデビュー。著書に『江戸川西口あやかしクリニック』シリーズ(光文社キャラクター文庫)、『おいしい診療所の魔法の処方箋』シリーズ(双葉文庫)、『亜人さん、今日はどうされましたか?』(HJ文庫)などがある。